秋山燿平さんの「世界一シンプルな外国語勉強法」を読みました。
この本では、東大薬学部生だった著者が、試行錯誤の上に身に着けた、短期間で外国語をマスターする方法を余すところなく公開しています。
- 1日でも早く外国語をマスターしたい
- 無駄な勉強はしたくない
という人に是非とも読んでほしい一冊です。
この記事の目次
- 秋山燿平さんの「世界一シンプルな外国語勉強法」について【概要】
- 著者の秋山燿平さんってどんな人?
- 秋山燿平さんの関連書籍
- 「世界一シンプルな外国語勉強法」の目次
- 「世界一シンプルな外国語勉強法」を読んだ感想【書評まとめ】
1. 秋山燿平さんの「世界一シンプルな外国語勉強法」について【概要】
「世界一シンプルな外国語勉強法」は、2018年3月7日に発行された書籍です。
ザックリと内容を紹介すると、
・市販の単語帳を一から覚えてはいけない理由
・自分が外国語をマスターする目的に合わせた、最低限の単語・表現の探し方
・最速で会話の基礎が身につくアウトプット法
というものです。特に「市販の単語帳を一から覚えてはいけない理由」については、自分の外国語をマスターするための勉強法が、如何に無駄だったかを思い知らされました。
2. 著者の秋山燿平さんってどんな人?
著者の「秋山燿平さん」のプロフィールを紹介します。
秋山燿平(あきやまようへい)
・東京大学薬学部卒。2017年9月に東京大学大学院を中退。
・海外在住経験なし、留学経験なしで、独学で複数言語を習得。
・「さんまの東大方程式」(フジテレビ系)に「10カ国語を操る超マルチリンガル」として出演し、話題に。
3. 秋山燿平さんの関連書籍
集まる!刺さる!SNSでウケる中国語
中国には微博という、中国版のTwitterのようなSNSがあります。Twitterでの特有の日本語があるように、微博での特有の中国語があり、著者もよく微博で発言されています。本書は微博でよく使用される独特の中国語をまとめたものです。
4.「世界一シンプルな外国語勉強法」の目次
目次は以下の通りです。
プロローグ
Part1. 日常会話は200単語、30表現で話せる
Part2. 最速で会話の基礎が身につく「アウトプット」3ステップ
Part3. 中仏西韓独!言語別学習ポイント
あとがき
Part1でいきなり、市販の単語帳を一から覚えてはダメ、との記載に衝撃を受けました。理由は、人によって外国語をマスターする目的が違うのだから、覚える必要の単語や表現ももちろん違うはず、とのこと。この必要最小限の単語・表現のことを著者は「犬かきの単語・表現」と命名しています。
書店の外国語学習コーナーに行けば、「必須単語○○!」とか「これだけマスター○○表現!」とかたくさんありますよね。そういうのを鵜呑みにしちゃ最速で外国語をマスターできませんよ、と著者は説きます。Part1には、具体的に自分の目的に合った単語・表現の抽出方法が記載されています。
Part2では、Part1でピックアップした、「犬かきの単語・表現」をとにかく使ってマスターしよう、と説きます。でもロシア語を使おうと思っても、ロシア人の知人や友人なんて簡単に見つかるのかな、って思いますよね。Part2には、その具体的な解決方法が記載されています。
Part3では、マスターしたい外国語別の学習ポイントについて記載されています。例えば中国語には、ピンインと呼ばれる独特の発音表記があります。Part3には、このような外国語ごとの特徴に対する学習のポイントが、著者の経験を交えて解説されています。
5. 「世界一シンプルな外国語勉強法」を読んだ感想【書評まとめ】
外国語での会話をするために、必要最小限の単語と表現を覚えたら、それだけを使ってとりあえず会話する、という学習法はとても共感できました。この学習法にある、「犬かきの単語・表現」という言葉には、まずは犬かきでもいいから水の中に入ることが大切、という意味が込められていて、新しいことを高速に習得しようと思ったら、とにかく犬かきレベルでもいいからやってみることが大切だと、改めて感じました。
以前、北京に駐在したことがあるのですが、そのときは40時間だけ基本的な中国語会話を勉強して赴任しました。北京では日常生活で日本語はもちろん英語も通じず、必要最低限の単語と表現だけ暗記し、少しずつ食堂での注文やスーパーでの買い物ができるようになった経験があります。自分自身の実体験と照らし合わせても、本書で紹介されている学習法は、とても理にかなっていると思います。
その国の言葉で○○したい!と思っている方は是非、本書を読んで最速で外国語をマスターしてください!