【書評】岸見一郎さんと古賀史健さんの「幸せになる勇気」を読むと真実の愛が分かる!

書評

岸見一郎さんと古賀史健さんの「幸せになる勇気」を読みました。

この本は、アドラー心理学の研究者である岸見一郎さんが、古賀史健さんと出会い、そして二人の対話から生まれた「嫌われる勇気」の続編です。

・真実の愛が知りたい

という人に是非とも読んでほしい一冊です。

この記事の目次

  1. 岸見一郎さんと古賀史健さんの「幸せになる勇気」について【概要】
  2. 著者の岸見一郎さんと古賀史健さんってどんな人?
  3. 岸見一郎さんと古賀史健さんの関連書籍
  4. 「幸せになる勇気」の目次
  5. 「幸せになる勇気」を読んだ感想【書評まとめ】

1. 岸見一郎さんと古賀史健さんの「幸せになる勇気」について【概要】

「幸せになる勇気」は、2016年2月25日に発売された書籍です。「嫌われる勇気」と同様、哲人と成年との対話形式で物語が進みます。すべて読み終えるのに【4時間】程度かかります。

ざっくりと内容を説明すると、

・「嫌われる勇気」で青年は新たな一歩を踏み出したが、壁にぶつかって再び哲人を訪問。

・青年は、アドラー心理学なんて理想論だ!と哲人に食って掛かる。

・哲人は再び根気よく愛について青年に説明。

・青年は再び一歩を踏み出す。

という感じです。

愛とは何か。そして共同体感覚とは。二人の対話を通じて、楽しく学べますよ!

2. 著者の岸見一郎さんと古賀史健さんってどんな人?

「嫌われる勇気」の書評でもご紹介しましたが、著者の「岸見一郎さん」と「古賀史健さん」のプロフィールを再度ご紹介します。

岸見一郎(きしみいちろう)

京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。

1989年からアドラー心理学を研究。

日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。

古賀史健(こがふみたけ)

フリーランスライター。

聞き書きスタイルの執筆を専門とする。

20代の終わりにアドラー心理学と出会い衝撃を受ける。

3. 著者の岸見一郎さんと古賀史健さんの関連書籍

・アドラー心理学入門(岸見さん)

・16歳の教科書(古賀さん)

・20歳の自分に受けさせたい文章講義

4. 「幸せになる勇気」の目次

目次は以下の通りです。

第一部 悪いあの人、かわいそうなわたし

第二部 なぜ「賞罰」を否定するのか

第三部 競争原理から協力原理へ

第四部 与えよ、さらば与えられん

第五部 愛する人生を選べ

5. 「幸せになる勇気」を読んだ感想【書評まとめ】

「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」は、いずれもアドラー心理学を青年と哲人の会話という形で分かりやすく説明したものです。

その分かりやすさゆえに、読んでいるときは「なるほど」と思うのですが、実生活の中で実践できるかというと、それほど簡単ではないように思います。

人は社会性の生き物です。だから人には承認欲求があり、人から認められると、とても大きな幸福感を感じます。アドラー心理学は、この承認欲求を否定します。人を褒めることを否定するし、人から褒められたいと思うことも否定します。他人の承認を求めて生きることは、他人の人生を生きることになる、という理屈です。

もともと他人からの承認欲求が小さい人がいます。人からなんと思われようと気にしない。自分のやりたいように生きていく、という人です。他人からの承認欲求が小さい人とはどういう人なのでしょうか。私は、自己肯定感の高い人ではないかと思います。自己肯定感の高い人は、他人の評価をあまり気にしません。他人の評価がなくても、自分を自分で高く評価することができるからです。

親から否定されて成長した子供は、自分はこのままで良いのだ、という自己肯定感が低いと聞いたことがあります。でもこれをアドラー先生が聞いたら、トラウマは存在しないと怒られそうですね。

「嫌われる勇気」が面白いと思った方は是非、本書も読んで幸せをつかんでください!

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