ジョージ・S・クレイソンさんの「バビロン大富豪の教え」を読みました。
この本では、紀元前18世紀に栄えたバビロニア王国の遺跡から発掘された、粘土板に書かれた「黄金の法則」に沿って物語が進みます。物語の舞台は、バビロニア王国の首都バビロンです。
- お金に愛される知恵を身に着けたい
- 漫画でざっくりとお金持ちになるポイントを学びたい
という人に是非とも読んでほしい一冊です。
この記事の目次
- ジョージ・S・クレイソンさんの「バビロン大富豪の教え」について【概要】
- 著者のジョージ・S・クレイソンさんってどんな人?
- ジョージ・S・クレイソンさんの関連書籍
- 「バビロン大富豪の教え」の目次
- 「バビロン大富豪の教え」を読んだ感想【書評まとめ】
1. ジョージ・S・クレイソンさんの「バビロン大富豪の教え」について【概要】
「バビロン大富豪の教え」は、2019年10月8日に発売された書籍です。ほとんど漫画ですが、各章の最後に活字のページが数ページあります。すべて読み終えるのに【1時間】程度かかります。
ザックリと内容を説明すると、
・借金して家族にも逃げられた考古学者が、バビロン大富豪の教えが書かれた粘土板を解読。
・バビロンを舞台に大富豪の教えを実践し大金持ちになる少年の物語が展開。
・ついでに考古学者も教えを実践し、借金を返済して家族と復縁。
という感じです。
お金を得るためのテクニックだけでなく、お金に愛される知恵や、働くことの大切さなども学ぶことができます。教えを実践する中で犯しそうな失敗や、その失敗をどうやって克服したのか、漫画を読みながら、楽しく学べますよ!
2. 著者のジョージ・S・クレイソンさんってどんな人?
ジョージ・S・クレイソン(George Samuel Clason)
・アメリカ合衆国の著作家。
・倹約や金銭的成功に関する情報パンフレットの著作家として知られる。
・情報パンフレットを取り纏めたものが本書。
3. ジョージ・S・クレイソンさんの関連書籍
バビロンでいちばんの大金持ち
本書の原本は1926年にアメリカで出版された「The Richest Man In Babylon」です。出版後、幾人もの翻訳家によって翻訳され、読み継がれています。お金に関する書籍の原点ともいうべき名著です。
4. 「バビロン大富豪の教え」の目次
目次は以下の通りです。
プロローグ 金に動かされる現代人
第一章 なぜ、同じように働いているのに、貧乏人と大金持ちがいるのか?
第二章 大富豪だけが知っている「黄金に愛される七つ道具」
第三章 価値があるのは、金貨が入った袋か、知恵が詰まった袋か?
第四章 賢者の助言によって、貯金が懸命に働きだす
第五章 「守るべきもの」があるから人は何度でも立ち上がれる
第六章 己の心は「奴隷」のものか、「自由民」のものか
第七章 はるか昔の借金返済記録が、現代人を救う
第八章 なぜ人は働くのか。それはお金のためではなかった
エピローグ 最後の黄金法則
全体が一つの物語になっています。バンシルという少年が、アルカドという大富豪から教えを受け、様々な困難を乗り越えて教えを実践し、成功する物語です。アルカド少年の経験を疑似体験することにより、お金持ちになる具体的な方法を学ぶことができます。
5. 「バビロン大富豪の教え」を読んだ感想【書評まとめ】
物語の後半で、バンシルはバビロニアの王子から「金さえあれば働く必要なんてないですよね?」という質問を受けます。それに対しバンシルは、「感謝されるために今、懸命に仕事をする。お金はおまけだ」と答えます。
人が幸せを感じることは、人から愛されること、人に感謝されること、そして人に必要とされることだと言います。そして、人のために一生懸命仕事をすれば、自然とこの3つを実現することができると聞いたことがあります。
ただ上司に言われた仕事を淡々とこなすだけでは、なかなか感謝はされません。懸命に取り組み、上司の期待を上回る付加価値をつけることで、上司は部下によくやったと感謝し、もう少し難しい仕事をやらせてみようと思います。そして部下は、次も上司の期待を上回る成果を出し、上司は部下に更に難しい仕事を頼みます。そうやって部下はどんどん出世し、収入も高くなっていくのではないでしょうか。お金はおまけだ、という言葉は、つまりそういうことではないかなと思いました。
ただお金持ちになるだけではなく、幸せになる方法も教えてくれる書籍ですので、ぜひ読んでみてください!