20年経てば、したことよりもしなかったことを嘆くようになる

書評

カン・チュンド著「積立て投資術」より。積立て投資の重要性を説くため、著者がマーク・トウェインの残した言葉を引用。

本書は私に、積立て投資の重要性と、どのように積立て投資を実行すればよいかを分かりやすく教えてくれた。

投資のリスクを下げる基本は、同じ籠に卵を入れない、すなわち投資時期を分散させることと、投資対象を分散させることだ。毎月一定額を積立てることは、投資時期を分散させることにつながる。また、投資対象を分散させるとは、様々なファンドを組み合わせた投資信託を選択することだ。すなわち、毎月一定額を投資信託に積立てることで、投資時期と投資対象を分散させることができる。

投資信託を始めたときは、本当にドキドキした。銀行預金のように元本保証されていないから、掛けたお金が無くなったらどうしようとか、結構不安だった。そんな不安を見透かすように、本書には銀行預金のリスクについても記載されている。物価上昇率が銀行の金利よりも高ければ、銀行預金は実質的に価値が下がっていく、というリスクだ。結局、リスクをゼロにすることはできない。

人生は選択の連続だ。